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さぁ、新作を書いてみようか

 小説の新作を考えてるマリモです

現在考えてるのは
・「森の番人」、ストーリー:小学生たちによる自然保護活動の物語
・「オリオンの砂時計」、ストーリー:夢を通して出会う高校生達のラブストーリー

この2つかなぁ・・・
「森の番人」のほうは思い切った新作かな…。これは僕も初挑戦する形(自然保護を訴えるという意味で)だし、うまくいくかは不安です
「オリオンの砂時計」は前作に登場した岸豊君たちとちょっとだけ関わったストーリーです。

皆さんはどっちのほうが読んでみたいですかね?
| 小説 | 00:02 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |

小説

 エピローグ:君のいなくなった世界

 西城南の葬式はしめやかに行われ、学校の集会でも黙とうがささげられた。豊は南がいなくなったが次の彼女を作ろうとはしなかったし、しばらくして空太と麗奈は関係を解消した。豊に残ったのは計り知れない喪失感と、クリスマスにもらった数多くの楽譜だった。それを満たそうとクラスの女子たちは努力を続けたが、豊は完全に以前のように戻ることはなかった。
 「南…、何でおれなんかをかばったりしたんだ。夢があるっていってたじゃないか!」
 南はいつの日か豊に自分の夢を語っていた。音楽専門の学科がある高校に行き、将来は音楽家になるという大きな夢を。しかし死んでしまった今はそれを叶えることすらできない。きっと悔しかっただろう、豊はずっとそれだけが頭に残っていた。しかし南は満足した顔だった。良い顔をして死んでいった。
 「南、本当に満足だったのか、こんな終わり方で」
 問いかけてもどこからも答えは返ってこない。豊は帰り道、一人だった。今までは南が一緒にいた帰り道で。
 「豊…」
 後ろから豊を呼ぶ声がした。その声に豊は振り返ったが、そこにいたのは南ではなく、麗奈だった。
 「俺をそう呼ぶんじゃねぇよ、金原さん。今は君との関係は何にもないんだからな」
 「ごめん、岸君・・・。でも!」
 「何も言うな!俺は、お前に捨てられたんだよ!元は!」
 その言葉に麗奈ははっとした。そうだ、元凶はこれだ。
 「2度と、俺に…近づくな…」
 豊は目に涙を浮かべて、怒りの形相で、麗奈に言い放った。そして、走り去っていった。
 中学3年に上がっても、豊はずっと一人でいた。麗奈は空太にバンドをやめることを告げ、勉強に励んだ。空太のバンドは重要なヴォーカルを失ったことで解散、バンドメンバーも全員受験に向けての勉強を始めた。
 麗奈は豊と同じ高校を受験したかったが、学力差は開く一方で、結局同じ高校には行けなかった。そして中学の卒業式が終わっても、2人の溝は埋まるとはなかった。

 豊と麗奈は高校2年の時に以外にも再開し、また新たに関係を築き上げるが、それはまた、違ったお話。

 −南、俺は生きていくよ。君のいない世界で、君がすぐに見つけられる1番星になるように
| 小説 | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

小説

 最終回:LAST CHRISTMAS

 豊たちの演奏を聞いた南はあれからすぐに作業に取り掛かり、いくつもの曲を完成させていった。これはもちろん、豊からのプレゼントであるネックレスのおかげでもあるだろう。
 「ふぅ」
 一気に何曲もかけたのは初めてだったので、南は今、達成感と疲労感でいっぱいだった。
 「でもこれは、豊と金原さんに演奏してほしいな。・・・たとえ何があっても」
 いくつもの楽譜を手にとって、南は今、この先の事を考えていた。
 ピロリロリロリ、ピロリロリロリ。
 「あ、電話だ。はぁ〜い」
 ピアノのそばを離れて南は電話をとった。
 「もしもし?」
 「もしもし、南?」
 「あ、豊。どうしたの?」
 「いや、デートにでも誘おうと思って」
 「なによ、そんな他人行儀に。べつにいいよ、いつ?」
 「今度のクリスマス、いい?」
 「もちろん。空けとくね」
 「それじゃ、明日、学校で。あ、ちゃんとテスト勉強しろよ」
 「豊もね、それじゃ」
 そう言って電話を切った。
 「そっか、期末テストまであと3日か」
 2学期の学期末テストまであと3日。南はそれをすっかり忘れていた。
 「やっば、勉強しなきゃ」
 もう遅いかもしれないおというあきらめもあったが、今できることをしないことが最も嫌いなことである南はこの時からテスト勉強を始めた。

 
 「よ、南。結果はどうだった?」
 2学期の学期末テストのすべての結果が返ってくると、豊はすぐに南の席に向かった。
 「え?あぁ、うん」
 「なんだよ、そんなにまずかったのか?」
 「ううん、そうじゃないの。むしろその逆」
 「え?」
 豊がその結果を見てみると、そこには驚きの結果が載っていた。
 学年1位。全教科満点。
 「さっすが、やるな、南」
 「豊は?」
 「俺はこれ」
 学年3位。
 「残念だったね」
 「まったくだ」
 それから2人は一緒に帰った。

 そしてクリスマス。豊は南より先に待ち合わせ場所につき、南を待っていた。
 −遅いな、南
 それからしばらくして南は姿を現した。
 「遅くなってごめん!」
 南はいつも持ち歩いているバッグとは別に一つ袋を持ってきていた。
 「いや、べつにいいよ。それよりそれは何?」
 「あぁ、これ?」
 南はすぐに「それ」と言われてこの袋だとわかった。
 「はい、豊。メリークリスマス」
 笑顔で南はそれを渡した。
 「お、ありがとう。これは?」
 「あとで開けてね」
 それから2人は歩き出した。途中できれいなクリスマスツリーがあった。予想通りそこはカップルが多くいた。そしてそこではポラロイドの写真を撮ってくれる人もいた。
 「ねぇ、私たちもとってもらおうよ」
 「いいな、それ。俺たち2人の写真ってまだないし」
 そして2人は大きなクリスマスツリーの前で写真を撮ってもらった。
 「よく撮れてるな」
 「うん、そうだね」
 そう言った南のネックレスが一瞬光った。
 −うそ、今日なの?
 2人で歩いていると2人は信号に引っかかった。
 −いつ?いつなの?
 信号が青に変わると2人はすぐに歩き出したが、豊が1歩先を歩いていた。そこに大型のトラックが突っ込んできた。豊に向けて1直線。
 「豊、危ない!」
 南は豊を突き飛ばした。
 「え?」
 豊が気づいた時には既に南は跳ね飛ばされていた。
 「南ー!!」 
 豊が駆け寄るともう南は後頭部から血が流れていた。
 「南、南!誰か、誰か救急車!」
 「・・・ゆ、た、か・・・」
 「南、もうしゃべるな!」
 「豊・・・もう・・・手遅れだよ…」
 「諦めるな、南!」
 「ゆたか・・・、私といるときの豊、誰よりも、優しかったよ・・・」
 「南…」
 「わたしが・・・、死んじゃったら…、すぐにいい女性を見つけて・・・。そしてこのペンダントをその人につけて、優しく接してあげて。豊は気づいてなかったかもしれないけど、私といるときの豊、とってもあったかかったよ」
 そう言って南は息を引き取った。豊の腕の中で。その手に豊からもらったペンダントを握りながら。
 「おい、南、うそだろ・・・。南ー!!!!」

                                  最終話 END

| 小説 | 11:22 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

小説

 第9話:知らされる運命

 麗奈たちのライブから帰った南はすぐに作詞に取り掛かった。彼女の歌う曲では最高のものにしたい、その思いが南を突き動かしていた。残った夏休みの時間も、南はずっとその活動に専念していた。そんな中夏休みの最後の日、南に豊から電話があった。
 「もしもし、南?」
 「なぁに?いきなり電話なんて」
 「いや、明日で夏休みも終わりだしさ、明日くらい息抜きしないか?」
 「・・・、でも今は・・・」
 南の返事は重い。
 「頼む、夏休み最後くらい会いたいんだ」
 「わかった、じゃ明日ね」
 そう言って南は電話を切った。
 本当は会いたくなかった。なぜだかはわからない。でも会いたくなった。今浮かばない歌詞が、物語が思い浮かぶかもしれないから。
 その翌日、南は久しぶりに豊と会った。
 「よお、何やってたんだ、今まで?あんまり家から出なかったみたいだけど」 
 「うん、ちょっとね」
 南は豊に自分のやっていたことを隠した。なぜだか言ってはいけない気がした。
 「・・・、まぁいいや。今日は南にプレゼントがあるんだ」 
 「プレゼント?」
 「あぁ。これを受け取ってくれ」
 南が渡されたのはきれいに包装されてある小さな箱。それを開けるとそこにはきれいな十字架のネックレスが入っていた。
 「豊、これ、どうしたの!?」
 「南が最近なにか悩んでるみたいだったから、神様にお願いできるように」
 豊はいたずらっぽく笑う。そんな豊を見て、南は少しだけ心が和らいだ。
 「・・・ありがとう」
 南は嬉しそうに、柔らかく笑った。それを見て豊も安心した。
ーそう、この笑顔が見たかったんだ
 「なぁ、ちょっと散歩しないか?」
 「いいよ。あ、このネックレス、つけてみていい?」
 「もちろん、いいよ」
 南は早速身につけてみた。
 「どう?似合うかな?」
 「バッチリだよ、南」
 それから2人は歩き出した。2人の間には何も言葉はなかったが、このときは2人に言葉は必要なかった。気がつけばすでに夕方に差し掛かろうという時間、1番星が輝いていた。
 「1番星ってさ、あこがれるよな」 
 「どうして?」 
 「だってさ、他のどの星よりも先に空に上がってみんなの事を見つめてくれているんだ。死んだら人は星になるっていう話が本当なら、俺は1番星になりたいな」
 豊はずっと空を見上げていた。
 −そうか、これだ
 南はやっと見つけた。見つからなかった物語を。
 「豊、ありがとう。今日は会えてよかったよ」
 「どういたしまして」
 こうして2人は別れた。

 夏休みが明けると、すぐに体育祭、文化祭がやってきた。
 体育祭では空太は豊と張り合い、たがいに互角の勝負だったが最終的には豊が勝負を制した。
 そして、文化祭がやってきた。
 「え?豊が文化祭で演奏を?」
 「あぁ、麗奈と一緒にな。実行委員から直接頼まれたからしょうがない」
 「そうなんだ、頑張ってね。私、応援してるから」
 「ありがとう、南」
 そして文化祭当日、全校生徒の前で麗奈と豊の2人は演奏することになった。
 「ごめんね、豊」
 「何を謝ってるんだ?去年もやったことだろ」
 豊は平常心だった。
 「そら、もう始まるぞ」
 「うん、ありがとう、豊」
 幕が開くと2人は堂々と入場し、演奏を始めた。その演奏は南が聞いた度の演奏よりもきれいだった。麗奈の声が豊のピアノ演奏を引き立たせ、同じように豊のピアノが麗奈の声を引き立たせていた。
 −そうだ、これだ・・・
 南が抱いていたもう一つの悩み、それは伴奏だった。これで決まった。番そうは豊のピアノだ。
そして帰った南はこの日で曲を完成させた。その夜、南は夢を見た。
 目の前には外見のはっきりしない人がいた。あなたは誰ですか。わたしは人が神と呼ぶ存在、死神と呼ぶ人もいる。私に何の用ですか。君には伝えなければならないことがある。なんですか。今度のクリスマス、岸豊は死ぬ。え、そんな・・・、食い止める方法はないんですか。ある、しかしそれを行うには相当の代償が必要となる。教えてください、私にできることなら。それは・・・。
 答えを聞いて南は目が覚めた。
 「そんな・・・」
                         第9話 END

| 小説 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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 第8話:夏休み、海、ライブ、そして・・・

 夏休みの宿題も終わり、豊・南・麗奈の3人は時間がたっぷりとできた。しかし空太とそのバンドの仲間たちはというと南の協力が得られなかったので作詞作曲で忙しく、宿題をやっている暇など全くなかった。
 やる事のなくなった豊と南はいつも豊の家で作曲をしていた。
 「なぁ南、何でいつもこんなに曲を作るんだ?」
 ピアノを弾くのをやめた豊はふとそんなことが気になった。
 「うん、いつ私が豊のところからいなくなってもいいようにって感じかな?」
 「何言ってんだよ、そんなことないに決まってんだろ?」
 南の言葉はどこか弱気だった。やはりまだ空太の事を引きずっているのだろうか。
 「なぁ、南。今度の日曜にしないか、行くの?」
 「行く?どこに?」
 「海だよ、海。行きたいって言ってたろ?」
 南は自分で言った言葉だったがすっかり忘れていた。
 「あぁ、うん。いいよ、行こう!あ!」
 南に笑顔が戻った。そしてそれと同時に何かを思い出したようだ。
 「そうだ、豊。金原さんからライブの招待状を貰ったんだけど、どうする?」
 「南はどうしたい?」
 「う〜ん」
 それは悩むはずである。自分の元カレの、彼の元カノの演奏するライブに行くのだから。
 「やっぱ行きたくないか?」
 「いや、行くよ。金原さんの歌声を聴いてみたいし」
 「それじゃ、決まりだな」
 南は楽しみだった。麗奈の歌声は学校でもかなり評判である。小学生のときには彼女のソロパートのおかげで彼女のいた小学校は全国大会まで行けたという話である。その歌声が聴けるというのだから、南は楽しみで仕方がない。
 
 2人はバスで海に行った、と言っても2人の目的は海水浴ではない。眺めの良い場所に行って海を眺めること、これが目的だった。
 「なぁ、本当にいいのか?泳ぎに行かなくて」
 「うん、私、泳ぐのは得意じゃないから」
 「俺は見たかったな、南の水着姿」
 「残念でした〜」
 南はいたずらっぽく笑う。海辺の風は強い、南は豊にもたれかかるようにして立っている。
 こんな時間がいつまでも続けばいいのに・・・、南はそう思っていた。
 それから2人は取り留めのない話ばかりをした、将来の話、自分の過去など。そうやって話しているうちにいつの間にか日は傾いて夕暮れ時になっていた。
 「それじゃ、そろそろ帰るか」
 「そうだね」
 こうやって短い海での時間は終わった。

 2人が海に行った後数日経ち、麗奈と空太のいるバンドのライブの日がやってきた。
 「へぇ〜、結構な人数来てるね〜」
 「確かにな。まさかこうまであの2人が大々的にライブをやるなんて、思ってもみなかったよ」
 豊と南の2人が会場に来た時にはもう会場はほとんど満員だった。ざっと見ただけでも来ているのは学校の人間だけではないことがわかる。 
 しばらくすると会場は暗転し、演奏が始まった。麗奈がいっていた通りヴォーカルは麗奈、しかし歌っている時の麗奈はどこか苦しそうだった。
 「何だか金原さん、苦しそう・・・」
 「あぁ、確かに。麗奈の声はこんな声じゃないはずだ・・・。チッ、あの馬鹿どもの作詞作曲かよ」
 豊は心底苛立っているようだ。
ー豊…、うん、私が金原さんのために最高の曲を書こう
 ここで南はこう決意した。
 最高の木の実が、ここに実を結ぼうとしていた。
| 小説 | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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 第7話:1学期終了

 学期末テストも終わり、成績が出た後、1学期の終業式がやってきた。学校長、生徒指導部の長い話が終わると、それぞれの生徒はぞれぞれの教室に戻り成績表を受け取った。
 それから担任からの注意があり、それが終わるとクラス全員が、全校生徒が待ちに待った夏休みがやってきた。
 「南は成績はどうだった?」
 「まぁ、よかったかな?豊は?」
 「俺もよかったと思うよ」
 2人は帰りにそんな会話をしていたが、実は2人とも成績は5段階評価のうちほとんどが5だった。
 「なぁ、南。今度うちに来ないか?」
 「え!?」
 いきなりで思ってもみない言葉だった。
 「なんでそんなに驚くんだよ」
 「え、いや、だって、そんな・・・いきなりなんだもん」
 「いきなりで悪いかよ、それに、そんなに不思議なことか?」
 確かによく考えるとそんなに不思議なことではない。むしろ今までこんな話が出なかったことが不思議だ。
 「別に、いいけど・・・。何をするの?」
 「宿題だよ、さっさと終わらせた方が後が楽だろ?」
 「そうだね、うん、やろう!」
 南は楽しみだった、豊の家とはどんなところなんだろうか、どんな家族がいるのだろうか・・・。さまざまな期待が膨れ上がっていった。
 「じゃあいつにする?」
 「早い方がいいな、明日なんてどう?」
 「いいよ、じゃあどこかで待ち合わせようぜ。俺の家の場所、知らないだろ?」
 「あ、そうだ。じゃぁ・・・、第4公園なんてどうかな?あそこだったらわかりやすいもん」
 「おっけー。じゃ明日、第4公園な」
 「うん」
 そんな風に話しているうちに、いつも分かれる場所についてしまった。
 「じゃあね、豊」
 「おう、南」
 そう言って2人は別れた。
 
  次の日、南が第4公園に行くとすでにそこには豊がいた。
 「ごめん、待った?」
 「いや、俺も今来たところだよ」
 そんなありきたりな会話の後、南はもう一人の人物の存在に気づいた。
 「豊、あの・・・」
 「あぁ、悪い、昨日電話しようと思ってたんだけどな。今日は麗奈も一緒になった」
 「ごめんなさい、西城さん。無理を言っちゃって」
 「いえ、イイですよ。人数が多い方が楽しいし」
 「それじゃあ行こうか」
 歩き始めてから、豊の方に南は寄ってきて
 「ねぇ、金原さんにちゃんと言ってあるの?私たちが付き合ってるって」
 「いや、あんな風に見られても多分麗奈の事だ、友達としか思ってないだろうし、俺が見栄を張っただけだと思うだろ」
 「なるほど」
 そんな風に話しているうちに豊の家に到着した。
 「まぁ、どうぞ」
 それから3人で宿題の処理が始まった。
 「ねぇ豊、この問題の解き方ってこうでいいんだっけ?」
 「いや、西城さん。これはこうの方がときやすいよ」
 「あぁ、確かに麗奈のいう方がときやすいな」
 そんな感じでこの3人だとまさに文殊の知恵が働き、あっという間に宿題の大半が終わっていった。
 「それじゃあ、そろそろ、お茶にするか」
 「そうだね、私手伝うよ」
 「お、麗奈。サンキュー」
 そうやっているうちに3人の心の壁はだんだんなくなり、麗奈と南の関係もだんだん良くなっていった。
 「それじゃあ今日はお邪魔しました〜」
 「いや、俺も楽しかったよ。ありがと、2人とも」
 夕方になり、宿題の問題集も完全に片付いたあと麗奈と南の2人は帰路に就いた。
 「今日は豊のご両親はいなかったんですかね?」
 「あれ?西城さん、聞いてないの?豊の父親はもう離婚してていなくて、母親の方はめったに帰ってこないんだよ」 
 「え?そうなんですか?」
 「うん、知らなかったの?」
 「はい・・・、私と一緒だったんだ」
 「え?」
 「私の方は母親が離婚していないんです」
 「そうだったんだ。あ、西城さん、その敬語、やめてくれない?なんかすごい他人行儀だから」
 「いいんですか?」
 「もちろん、豊の大事な友達だもん」 
 麗奈は笑顔でそう言った。麗奈は本当に知らないのだ。
 「ありがとう、金原さん」
 ここにもまた、友達としての花が咲こうとしていた。
                                  第7話 E N D

| 小説 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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 第6話:夏休みへ

 豊たちが作った曲は見事に特選を取り2人は全校生徒の前で表彰された。
 「へぇ〜、やっぱり豊はすごいや」
 表彰されている姿を見ている麗奈は豊のすごさを再認識したようだ。
 「でもさ、岸君は編曲をやっただけみたいだぜ」
 「何を言ってるの?編曲ってかなり難しいことなんだよ?それができるだけでもすごいよ」
 空太はギターをやってはいるが音楽に関してそこまで詳しいわけではない。編曲はそれをするだけでもそれなりの能力が必要とされる。
 「ふぅ〜ん、そうなんだ。知らなかった」
 何でこんなことも分からないの、と麗奈は少しいらついたが、なぜ元カレの事でこうなるのかが自分ではわからなかった。
 「なぁ、麗奈。今度俺、友達とバンドを組むんだけど、麗奈も一緒にやらないか?」
 「へ?バンド?」
 「そう、バンド」
 「ギターは、空太?」
 「あぁ、勿論そうだよ」
 「ほかの楽器はそろってるの?」
 「あぁ、勿論。ドラムもベースも揃ってるよ」
 まるですべて自分が持っているかのように空太は自慢げだ。
 「ふぅん、じゃあ考えておくよ。いつまでに返事をすればいい?」
 「出来れば今学期末、夏休みからは活動を始めたいから」
 最近にしては珍しくこの学校は3学期制である。
 「わかった。考えとく」
 こうやって話しているうちに全校での集会は終わった。
 表彰された2人は教室に戻ると、残った時間で再度担任から表彰された。その後、やはり豊の周りにはクラスの女子が殺到した。 
 「さすがだよね、岸君」
 「岸君ならできると思ってたよ」
 そう言って殺到した女子はみな、豊を褒めて行った。
 「俺だけの力じゃないよ。西城さんが書いた曲がよかったから、俺はこういうことができたんだ」
 2人で決めたこと、あくまでもばれるまでは付き合っていることを公にはしないということ。
 「ねぇ、あと1カ月もしないで1学期は終わっちゃうけど岸君は夏休みは何か予定とかある?」
 「え?俺は別に今のところ何も予定はないけど」
 「じゃあさ、皆でプールに遊びに行くんだけど、岸君、一緒に行かない?」
 積極的な女子というものはいるものである。
 「皆っていうと、クラスの皆?だったら行くよ。男子が俺一人ってのはいやだし、だれかれ仲間外れにすんのも嫌いだしね」
 豊は残酷な笑顔で返した。豊はいつもこうやって誘いをかわしている。
 南はその様子をずっと、離れた場所で見ていた。
 「うわぁ、岸君って意外とひどいことするんだねぇ」
 「そうだね・・・。ああやってあからさまな方もどうかって私は思うよ」
 そんな会話を南はかわしていた。
 学校が終わると二人はすぐに帰路に就いた。するとある程度学校から離れたところで2人は麗奈と出くわした。というより麗奈はそこで2人を待っていたようだ。
 「・・・、やっ」
 「・・・おう」
 「・・・、こんにちは」
 三人三様、この状態は互いに気まずかった。
 「お久しぶり、豊。いや、岸君って呼んだ方がいいのかな?」
 「暫くだな。呼び方は気にしなくてもいいよ」
 「私も気にしませんよ」
 「そう、それなら良かったけど。で、ものは相談なんだけどね」
 麗奈の言葉に南はドキッとした。いったい何の相談なんだろう、それが気になった。
 「よりを戻そうっての話だぜ。今の俺には南がいる」 
 「わかってるよ、それくらい。今回はお誘い」
 「誘い?」
 「そう、空太がみんなでバンドを始めるらしいんだけど、2人も加わってくれないかなって思って」
 2人からすると予想外の誘いだった。
 「・・・え?豊だけだったらわかりますけど、何で私まで・・・?」
 「西城さんは作曲ができるでしょ?その能力が必要なの」
 「だが俺はほとんど必要ないだろ、バンドでのピアノってほとんどがシンセサイザーだ。そんなに役には立てないぜ」
 「・・・・・・、さすがだね、豊。でも私が豊を誘った理由はこれだけじゃないんだ」
 これだけじゃない?2人はそのほかの理由がまったくわからなかった。
 「・・・、なんだか、いやな予感がして、だから1番信頼できる人がいてほしいの。だから」
 今でも、未だに麗奈が最も信頼できる人物は豊であることに変わりはないようだ。このことに2人は驚いたが、豊が出した答えは
 「悪い、考えさせてくれ。今そうやって簡単に引き受けることはできない。行こう、南」
 「あ、うん。それじゃあ、失礼します、金原さん」
 豊が立ち去ると南はそれを追いかけて行った。
 「よかったの、豊?あんな風に言って」 
 「あぁ。良いんだ。ところで南は夏休みはどうしたい?」
 「え?どうって・・・」
 「どう過ごしたいの、っていう意味だよ」
 南を見ている豊は笑顔だった。それを見た南も、安心できた。よかった、と安心できた。
 「そうだね、海に行きたいな」
 「じゃあ計画を練っとくか」
 こうして2人は夏休みの計画を練っていった。
 
| 小説 | 15:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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 第5話:コンテスト

 豊と南が書いた曲は二人で次の音楽の授業に提出した。音楽の教科担任はその何枚にもなる楽譜を見て驚き、さらにその完成度の高さに驚いた。
 「で、では二人に演奏していただきましょう」
 いきなりの無茶ぶりであったが、二人はアイコンタクトを取るとすぐにピアノに向かい、演奏を始めた。演奏をしているのは豊、そしてそのサポートをしているのは南だった。演奏が終わると、少しの間をおいて教室中から拍手が起こった。
 「ではみなさんも、ここまでのレベルは求めませんが、一生懸命に曲を書いてください」
 その言葉で二人の演奏は閉められた。そして二人はあと2回の音楽の授業でやることがなくなってしまった。
 「さて、どうしようか。やることなくなっちゃったけど」
 「・・・」
 南は豊の隣に座り豊に問いかけたが豊からは何の反応もなく、ただ空を見つめていた。
 「豊君?」 
 「・・・」
 またしても何の反応もない。
 そこで南はあることを思いついた。それを実行するためには誰にも見られていないことが必要だったので、南はあたりを見回した。クラスの女子はみんな作業に必死でこっちを気にしているひまはないようだ。
ーよし
 「豊」
 南は豊にそうささやいた。すると豊はすぐに南の方を向いて南を抱きしめた。
 「うわぁ!」
 南は驚いたが、その声にも誰も反応しなかった。 
 「ひっかかったな」
 豊の方は南を離すといたずらっぽい笑みを浮かべた。
 「もう、なんてことをするの?」
 「ハハハ、悪い。南にどうしても俺を名前で呼んでほしかったからね」
 2人がそんな会話をしていると、教科担任が2人の方へやってきた。
 「ねぇ、2人が作った曲なんだけど、コンテストに出してみてもいいかな?」
 「コンテスト?」
 2人は同時に反応した。
 「えぇ、今度中学生が作る楽曲のコンテストがあるんだけど、2人の作った曲だったらいいとこまで行くと思うんだけど・・・。どうかな?」
 南からするとこれは思ってもみないチャンスであった。というのも南は最終的には音楽系の学校へと進学することを考えていたからである。
 「岸君はどう?」
 「俺は構わないけど。でも先生、作曲者や編曲者なんてのは出すんですか?」
 「えぇ、勿論。この曲はどっちがどっちなのかな?」
 「ええと・・・」
 この答えに2人は詰まった。最初から最後まで一緒に作業をしてきたのだから、どっちがどっちかとははっきりとは言えなかった。
 「私が作曲者で、岸君が編曲をしました」
 「そぅ、わかった。じゃあそう書いておくから」
 そう言って教科担任は去って行った。
 「これでいい、豊?」
 「あぁ、ありがとう、南。でも南はこれでよかったのか?」
 「だって、だいたいはそうでしょ?私が書いて、豊が弾きながらアレンジしてその通りに書き直していったんだし」
 「そうだったね」
 こうして2人の曲はコンテストに応募されることになった。作曲者:西城南、編曲:岸豊。この名前でのコンテスト応募となった。
 そしてその話が終わると、南はさっき気になっていたことを豊に聞くことにした。
 「ねぇ、豊。さっきは何を考えてたの?」
 「え?さっきって?」
 「ずーっと空を見てたでしょ」
 「あぁ、あれね。あれは・・・」
 「金原さんの心配?」
 「・・・、ごめん。だめだよね、今のおれには南がいるのに、そんなこと考えちゃ」
 豊は正直に南に話した。南と今は一緒でも、どうしても麗奈の事が気になってしまう。今どうしているだろうかと。
 「ううん、大丈夫だよ。豊はやさしいんだね、気にしないでいいよ」
 「南・・・」
 南は豊の優しさを、豊は南の優しさを認識できた。
 この日、大きく花開いた花はさらにその輝きを増していった。
                            第5話 E N D 
| 小説 | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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  第4話:『コギト・エルゴ・スム』

 給食の時間になった、この週は豊と南は給食当番ではなかったので、ゆっくりとお互いに話をすることができた。
 豊はやはりクラスの女子が寄ってきたが、自分と向き合って座ることができる席は南以外には譲らなかった。「音楽の課題の話し合いがしたい」と言えば一発だった。
 「ふぅ、やっぱりそう簡単には納得のいくものはできないね、豊君」
 南は授業が終わってからもずっと譜面を考えていたが、やはり納得がいかないらしい。
 『豊君』というワードはほかの女子は聞き逃さなかった。
 「あぁ、そうだね。南さん」
 『南さん!?』周囲の女子の動きが一斉に止まった。
ーえ?いつの間に?
 それが全員の思考だった。
 「あ、そうだ。南さん、今日の昼休みも作業をしない?音楽室で」
 「私はいいけど、岸君は良いの?」
 「俺は問題ないよ。それに、西城さんに聞いてほしい曲があるんだ」
 「え?私に?」
 「そう、西城さんに」
 「わかった、楽しみにしてる」
 周囲の女子からの凍った視線を感じながらも、そんな会話を2人でして、給食時間は終わった。給食時間の後には掃除の時間である。豊は教室の掃除、南は廊下の掃除のグループだった。
 掃除が終わると二人はノートと筆記用具を持って音楽室へと向かった。
 「ねぇ、豊君。私に聞いてほしい曲って何なの?」
 「それは聞いてみてのお楽しみだよ」
 そう言って豊は音楽室へと歩を進めた。音楽室に入る前に音楽準備室に2人は立ち寄った、ここでの許可が必要だからだ。
 「センセー、岸です。音楽室のピアノを使ってもよろしいでしょうか?」
 「あぁ、岸君。いいよ、いつものことだし」
 「ありがとうございいまーす」
 そう言って、豊は許可をとった。
 「え?岸君、いつものって・・・?」
 「あぁ、昼休みになるといつもやることないから使わせてもらってるんだ」
 そういえば、と南は今までの豊の行動を思い出してみると、同じクラスだった1年生の時も豊は昼休みになると一人ですぐにどこかへ行っていた。その謎が今ここでとけた。
 音楽室に入ると豊はすぐにグランドピアノの椅子に腰かけた。
 「南さん、ちょっと、そこに座ってて」
 「わかった」
 南は長い髪をきれいに揺らしながら豊のさした席に座った。
 南が座ったことを確認すると、豊は楽譜も見ずに、目を閉じてピアノをひき始めた。
 そのメロディーは南の心を落ち着かせる、まるで小川のせせらぎのように始まり、春の日だまりを感じさせ、菜の花畑にでもいざなわんばかりのものであった。
 「・・・・・・、どうだった?」
 「すごい!すごいすごい!すごいよ、豊君!あ!、思いついた!」
 そう言って南は譜面を書き始めた。それは本当にひらめきのようで、一瞬の出来事を日記に書きとめているようでもあった。
 「・・・できた!」
 そう言って南は豊に楽譜を持ってきた。
 「じゃあ、弾いてみようか」
 そうして弾いてみた曲は、二人の納得のいくものだった。
 「すごいじゃん、南さん」
 「えへへ。それじゃ、曲に名前を付けてあげようよ」
 「名前?」
 「うん、せっかく作ったんだから、つけてあげなきゃ」
 南の瞳はきらきらと輝いていた。
 「そうだな・・・・・・、何がいいかな?」
 二人で首を傾げて考える。他から見ら全く持っておかしい景色だろう。そのおかしい風景を打開したのは今回は南だった。
 「『コギト・エルゴ・スム』ってどうかな?」
 「『我思う、故に我あり』か、ちょっとかっこつけすぎじゃないか?」
 「そうかな?私はいいと思うよ、こういう感じの曲になっちゃったし」
 「そうだね、確かにそうだな。よし、じゃあそれにするか」
 こうして、初めての二人で作った曲「コギト・エルゴ・スム」は完成した。
 「・・・ねぇ、豊君」
 「何?南さん」
 「あのさ、ちょっと言いにくいんだけど・・・」
 「なんだよ、急に。どうしたの、気分でも悪いのか?」 
 「いや、そう言うわけじゃないんだけどね。あの・・・、私と付き合ってください!」
 南は座っている豊に頭を下げた。
 「・・・」
 「・・・、だめ・・・、かな?そうだよね、おととい金原さんと別れたばっかだもんね」
 「いいよ」
 「ほんとう!?」
 「あぁ、但し、条件がある」
 その言葉に南は固まった。 
 「何…かな?」
 「絶対に自分を麗奈の代りだなんて思わないこと。これだけだよ」
 そう言って豊はやさしい顔で南の頭をなでた。
 「ありがとう」
 南は豊に飛びついた。
 豊はそれを優しく受け止めた。
 今ここに、1輪の花が大きく花開いた。
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 第3話:空白の「昨日」、そして・・・

 豊と南が一緒に下校した日のことだった。
 麗奈はいつものように登校してきて席に着いた。すると、先に学校についていた空太が麗奈の席にやってきた。
 「おはよう、金原さん」
 「おはよう、小日向君」
 麗奈はいつものように空太に接した、そう、何気なく。
 「あのさ、金原さん。今日の放課後、ちょっといいかな?話があるんだけど」
 「うん、いいよ。今日は別に何の用事もないし」
 「よかった、それじゃあ放課後。みんながいなくなるくらいまで教室に残っていてもらいないかな?」
 長いな、と麗奈は思ったが、
 「うん、わかった」
 と承諾した。別にこの日からは豊と一緒に帰るわけではなかったのでもう時間なんてどうでもいいやと思っていた。
 そしてその日の放課後、麗奈は言われたとおりに教室に残っていた。以外とみんないなくなるのは早く、HRが終わるとクラスの大半はもういなくなっていた。その後しばらくして、空太が麗奈の席にやってきた。
 「お待たせ」
 「ううん、別にいいよこれくらい。それで、用って何?」
 「あぁ、あのさ、金原さん・・・・・・」
 急に空太は緊張し始めた。その様子を見て麗奈はだいたい何の用か察した。
 「金原さん、俺と付き合ってくれ!」
 「うん、いいよ」
 麗奈は即答した。どうせ昨日豊と別れたのだからもう誰と付き合おうが自分の勝手だ、そう思っていた。
 「え、マジでいいの?」
 「うん、もちろん」
 これでいいんだ。そう思って麗奈はOKを出した。
 これが空白の「昨日」にあった出来事である。

 「ねぇ、あの人って岸君の彼女だったの?」
 豊と南が音楽室に向かっている途中、南は突然そう聞いてきた。
 「あぁ、そうだよ。麗奈は俺の彼女だった」
 「そぅ・・・、なんだ。空太もね、私の彼氏だったんだ」
 昨日に引き続き、二人の間に冷たい空気が訪れた。
 そんなこんなしている間に、二人は音楽室にたどりつき、席に着いた。
 「は〜い、それじゃあ授業始めます」
 担当教員が入ってくると、学級委員の指揮の下に全員が一礼し、授業が始まった。
 「はい、今回の授業から男女でペアを作ってもらいます。そしてえ〜と再来週の音楽の授業までにそのペアで一つ曲を作ってもらいます」 
 え〜、という声が教室中で起こった。だが南はそれをチャンスだととらえていた、そしてそれは、豊も同じだった。
 「それじゃあ、ペアを組んで。組んだ人から先生のところに来てください」
 すぐに豊にはクラスの女子が殺到したが、豊はそれをすべて断り、約束通り南とペアを組んだ。
 そして二人は早速、ピアノを借りて制作作業を始めた。
 「あれ?西城さん、ピアノは使わないの?」
 「うん、私、絶対音感っていうのかな?そう言うのがあるから大体の音はわかるんだ」
 「へぇ〜、そうなんだ」
 「だから譜面を書いたら岸君に」
 「豊でいいよ、せっかくペアを組んだんだし」 
 「わかった、豊君に弾いてみてほしいんだ。豊君ってピアノ、得意でしょ」
 「あぁ、わかった、西城さん」
 「私の事も南でいいよ、呼び捨てで」
 「リョーカイ」
 こうして二人の無敵のコンビができた。
 南はこの日だけで3っつの譜面を書いたが、お互いに納得のいくものは、できなかった。
 二人の間の小さなつぼみは、少しずつ大きさを増していっていた。
                                         第3話 END
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